アクアポリンの水透過性はアフリカツメガエルの卵母細胞を用いて測定します。ホルモン剤を注射して卵母細胞を成熟させたメス(上図右)から卵巣塊を摘出し(上図中)、コラゲナーゼ処理後、卵母細胞を分離します(上図右)。
この卵母細胞にヒトのアクアポリン遺伝子RNAを注射します(下図左)。卵母細胞にはカエルのアクアポリン遺伝子がほとんど発現していないので、ヒトのアクアポリンの測定ができます。検体の水の中にヒトアクアポリンを発現した卵母細胞を入れると、卵母細胞が膨張します(下図右)。ビデオで撮影し、単位時間当たりの体積変化を計算し、水の透過性(μm/秒)を計算します。